2012年11月24日

仏教伝道協会


 今回訪問をしたカリフォルニア州ロングビーチの仏教教会。曹洞宗の寺院に登録されていながらも、non-denominational特定の宗派に属さないという特殊な教会です。
 つまり浄土真宗や真言宗、禅宗といった区別無く、仏教という大きな枠のなかで社会と関わっていくということを意味します。
 仏教聖典は、キリスト教の聖書同様に世界でひろく読まれている聖典です。
 
 教会の牧師と同じように、仏教の伝道をするならばキリスト教の聖書に相当する聖典が必要となります。
 自分にとっては全ての基本にかえるという意味でおおいいに意義のある活動となりそうです。


仏教伝道協会

人間の完成をめざす仏教

 現代のような物質偏重、心不在の混迷なる社会において、今、いちばん求められているものは、一人ひとりのよりどころと平和なる社会の実現ではないでしょうか。

 平和な社会は人間の完成によって得られますが、人間の完成をめざす宗教に仏教があります。
 釈尊は、苦から脱却し、苦を超える道を求め、ついに迷いの世界を転じて悟りの世界に至る教えを説かれました。

 私たちがこの教えを学ぶとき、人生の真の意味を見いだすことになるでしょう。

 そして、私たちが仏の教えを人生の究極の拠り所として仰ぐとき、思い通りにならない現実の人生そのままが、「生かされて生きている」慶びへと転じ、お蔭さまと一切のものを生かし切る、人間完成の道が開かれることでしょう。

 仏教伝道協会の発願者沼田惠範師が「生きたみ仏の教え」を世界中のひとりでも多くの人々に理解していただくため、「仏教聖典」の全世界への普及を発願して以来、すでに全世界の63ヵ国に約790万 冊を普及いたしました。

 また、各国語への翻訳・刊行は、46言語に及び(2011年4月現在)、世界各地の仏教伝道協会の拠点を通じて広がり、「仏教聖典」は、今日も世界のあらゆる国で人々の生きた指針となっています。

Posted by Gyokei Yokoyama at 00:03