2013年01月03日
オンタリオ州の教職員ストライキ
オンタリオ州の教員のストライキについて、夫婦そろって教師をしている妻の友人から直接現場の話をしてもらいました。
根本的な原因には、教師という仕事に対する理解や聖職としての敬意(Respect)を欠いた政治や保護者など学校を取り巻く関係者に対する憤りがあるようです。
以前日本で聞いたことのある日本の先生の忙しさや保護者対応などの苦労話をしたところ、日本の教職員の労働環境の苛酷さはカナダ始め他の国の間でも有名な話なのだということを教えてくれました。
ストレスを抱えながら耐え忍ぶ日本のような環境がいいのか、戦ってストライキをするオンタリオ州のような姿勢がいいのか、お話を伺っていていろいろなことを考えさせられました。
放課後の問題については、学校が終わった後、子どもの多くはスポーツや習い事に行くそうです。日本と状況はそれほど変わらないようです。
ただ、スクールバスなどが子どもを直接習い事やスポーツをするところまで連れて行ってくれるサービスもあるようです。どこまで公費でまかなわれているのかはわかりませんが、共働きの多く、なおかつ車で登下校をする子どもの多いカナダの山村部ならではのサービスなのかもしれません。
Posted by Gyokei Yokoyama at 11:00